先生の彼女は小学生!?
「はぁ~最悪~・・・」
と言っている間に音楽室についてしまった。
「失礼しま~す。」
「あっ!やっと来たか。」
先生はそう言うと、音楽室のドアに鍵を掛けてしまった。
「あの~仕事は?」
「そんなの嘘だよ。 ただ2人きりで話したいなぁ~と思って。」
「はっ!?・・・う・・・そ?」
アタシは開いた口を元に戻せなかった。
「あっそう言えば何で名簿取るとき返事遅かったの?」
「あっ・・・、それは・・・。」
そんな、男恐怖症で頭が真っ白になってたなんて言えっこないよ・・・。
「何?俺に言えない事?」
「いや・・・、何て言うか・・・。」
「ふ~ん。」
その次の瞬間、生暖かいものが唇に落ちてきた。
何?この状況???
アタシは先生の胸を思いっきりたたいた。
やっと放してくれたと思ったら、
「言えないならもっと凄いことしちゃうよ♪」
「言いますから、いい加減放してください!」
「ヤダ、放したらどっか行っちゃいそうだから。」
あぁ、もう最悪・・・。
最悪なハズなのに・・・。
何なの?この気持ち・・・。
「言いますけど、馬鹿にしないでくださいね。」
「ん・・・。分かった。」
アタシは男恐怖症の事、全て話した。
「そうだったのか・・・。」
先生はちょっと悲しそうな顔をした。
「ホント、馬鹿みたいですよね・・・。」
アタシが下を向いた瞬間、
アタシは先生に抱きしめられていた。
優しく、優しく、
「俺が、男恐怖症なんて直してやる。」
「えっ・・・。」
「だから、俺と付き合え。」
「はっ」