空色デイズ


「そのあとすぐ空ぴょん不登校になったんだよ?

そんなん自分で自分の非を認めちゃったようなもんじゃん。生徒が勘違いするのも頷けるし、そもそも私も空ぴょんサイテーだなって思ってた一般生徒の一人だからさー。


で、4月に瀬木先生と橘生徒会長の活躍で、冬海先生学校辞めたでしょ?あの時さ、私空ぴょんのこと何も知らないくせに、知ったかぶって勝手に空ぴょんをサイテー呼ばわりしてたんだなって思ったらさ、空ぴょんを知りたくなったんだよね」


つらつらと並べ立てたられる明日木明日早の言葉に、果たして偽りはあるのだろうか。


どれもこれもが彼女の素直な本心に聞こえてならない。
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