君に届ける最後の手紙
俺とキミの間に
突然の出来事から三日。
俺は正直"彼女が出来た"事実に対して、何の実感も沸かずにいた。
夕食後、舎監室の前。
タッタッタッ……
「由くんゴメン!……待った?」
アイの提案で、毎日夕食後にここで会う事になったのだ。
「いや、んなことないよ。アイ……さん……ちゃん……?」
未だに何て呼んでいいのかすらわからない。
すると彼女は微妙に顔を赤らめながら言った。
「アイって呼んでけろ……じゃなくて、呼んで……」
「……じゃあアイ、俺の事も由って呼んでいいよ……」
俺も顔が熱くなる。
なんか周りの恋愛を見てると、みんな結構フランクな感じで付き合っているが、間違いなくここだけは昭和の匂いが漂っている。
男女が打ち解けるってのはこんなに難しい事だっただろうか?
軽い沈黙の間少し考えた。
が、俺の中に"女性"の参考資料はない。
唯一出て来たのはアサミだけ。
アテにならん。
俺は正直"彼女が出来た"事実に対して、何の実感も沸かずにいた。
夕食後、舎監室の前。
タッタッタッ……
「由くんゴメン!……待った?」
アイの提案で、毎日夕食後にここで会う事になったのだ。
「いや、んなことないよ。アイ……さん……ちゃん……?」
未だに何て呼んでいいのかすらわからない。
すると彼女は微妙に顔を赤らめながら言った。
「アイって呼んでけろ……じゃなくて、呼んで……」
「……じゃあアイ、俺の事も由って呼んでいいよ……」
俺も顔が熱くなる。
なんか周りの恋愛を見てると、みんな結構フランクな感じで付き合っているが、間違いなくここだけは昭和の匂いが漂っている。
男女が打ち解けるってのはこんなに難しい事だっただろうか?
軽い沈黙の間少し考えた。
が、俺の中に"女性"の参考資料はない。
唯一出て来たのはアサミだけ。
アテにならん。