君に届ける最後の手紙
女子風呂の鏡に初めて人の姿が映し出される。


「うわぁ……」


ヤバイ。今の俺は最低人間だ。


俺は取り敢えず、頭の中で色んな奴に謝った。


神様、仏様、オーディン様、お母様……ごめんなさい。


が、よくよく鏡の中を見てみると……


「アレ?……アイだ……」


パタン……


「アレ?由っち何で閉めちゃうの?見せてよ!」


「ダメっ!」


「何で?いいじゃん!」


あまりにも奴らがしつこいので、俺は思いっ切り眉間にシワを寄せ、アゴをしゃくり反らせて言った。


「そんなに俺の彼女の裸が見たいのかいぃぃぃ?!んんん〜〜〜?!」


「あ、そうゆう……ごめんなさい」


「解ればよろしい」


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