君に届ける最後の手紙
「だって、彼女の事まだ全然解ってないから楽しく付き合えてないんでしょ?だったらまず自分の事解ってもらわないと」


「ほぅ!で、その内相手の事も段々解ってくると!」


「そうそう!で、ある程度お互いの事解ってきたら………………………………………………」


「…………フムフム……フムゥ!」


「ね?よく考えたら簡単でしょ?」


「なぁるほど!大村……お前意外にいい奴だな!」


「任せとけって!……意外は余計だけどね」


……よかった。最初はチャラチャラした印象だった大村だったが、その大村が俺にとって人生で初めての師匠となった。


明日……頑張ろう。


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