君に届ける最後の手紙
時を経て募る想い
寮を出て、普通の高校生と何ら変わりのない生活を送っていると、これまでとは打って変わって、季節の移ろいが異常に速くなる。
夏休みが来たと思えば、あれよあれよと言う間にニ学期が始まり……
ほのかに金木犀の香りが舞い始めたと思えば、厚着をしなければいけない程風が冷たくなり……
寒い日、暖かい日、寒い、暖かい、暖かい、寒い、くらいの割合で気温のアップダウンを繰り返してると、
いつの間にやら本格的に春が……草木も芽吹く春がやってきた。
「ふ……ふぁ……あぁ、ねみぃ」
「ちょっと由!電車の中で寝ないでよ?!」
相変わらずヤル気のない俺の隣には、相変わらず独特なイントネーションで話すアイがいる。
学年は変わったが、殆ど何も変わっちゃいない。
まぁ、強いて言うなら……
夏休みが来たと思えば、あれよあれよと言う間にニ学期が始まり……
ほのかに金木犀の香りが舞い始めたと思えば、厚着をしなければいけない程風が冷たくなり……
寒い日、暖かい日、寒い、暖かい、暖かい、寒い、くらいの割合で気温のアップダウンを繰り返してると、
いつの間にやら本格的に春が……草木も芽吹く春がやってきた。
「ふ……ふぁ……あぁ、ねみぃ」
「ちょっと由!電車の中で寝ないでよ?!」
相変わらずヤル気のない俺の隣には、相変わらず独特なイントネーションで話すアイがいる。
学年は変わったが、殆ど何も変わっちゃいない。
まぁ、強いて言うなら……