君に届ける最後の手紙
「何だったんだ……」
さっきの人がアサミである事に間違いはないのだが、なんか違う。
雰囲気、見た目……
あれ程好きだった黄色なんて、どこにも身につけておらず、シックな感じだった。
「春の新色!」
なんて言いながら化粧品のCMに出てきそうだ。
「まぁ、奴も大人の階段を上り始めたって事だな……」
なんて無理矢理な理由を付けてはみたが、そういうレベルじゃない。
「なんかあったんですか?」
同じ夕勤の女の子が不思議そうな顔で、俺に話し掛ける。
本当はこんな事を打ち明けてもしょうがないのだが、同性の彼女に聞いた方が解りやすいだろう。
「あのさぁ……」
さっきの人がアサミである事に間違いはないのだが、なんか違う。
雰囲気、見た目……
あれ程好きだった黄色なんて、どこにも身につけておらず、シックな感じだった。
「春の新色!」
なんて言いながら化粧品のCMに出てきそうだ。
「まぁ、奴も大人の階段を上り始めたって事だな……」
なんて無理矢理な理由を付けてはみたが、そういうレベルじゃない。
「なんかあったんですか?」
同じ夕勤の女の子が不思議そうな顔で、俺に話し掛ける。
本当はこんな事を打ち明けてもしょうがないのだが、同性の彼女に聞いた方が解りやすいだろう。
「あのさぁ……」