君に届ける最後の手紙
オ・ト・ナ
俺は、店を出て程近い場所にある時計店に入った。
一万円……一万五千円……二万円……。
「ん〜、高いなァ……」
やはり、ちゃんとした時計店にある腕時計は値段が違う。
そんな中、店員が俺を気遣い、声を掛ける。
「そちらのショーケース、安売りやってますのでご覧下さい」
そう聞けば、見ない手はない。
ショーケースの中を覗くと、これがなかなか。
B級ブランドではあるが、結構かっこいいモデルの時計が、半額で並んでいる。
「むむぅ……んっ!すいません、コレくださ……」
その時だった。
俺が見ているショーケース越しに見える、街のアーケード。
そこに見覚えのある顔が映った。
「あ……」
昨日アサミと一緒にいた男に間違いない。
一万円……一万五千円……二万円……。
「ん〜、高いなァ……」
やはり、ちゃんとした時計店にある腕時計は値段が違う。
そんな中、店員が俺を気遣い、声を掛ける。
「そちらのショーケース、安売りやってますのでご覧下さい」
そう聞けば、見ない手はない。
ショーケースの中を覗くと、これがなかなか。
B級ブランドではあるが、結構かっこいいモデルの時計が、半額で並んでいる。
「むむぅ……んっ!すいません、コレくださ……」
その時だった。
俺が見ているショーケース越しに見える、街のアーケード。
そこに見覚えのある顔が映った。
「あ……」
昨日アサミと一緒にいた男に間違いない。