君に届ける最後の手紙
そう口ごもる俺に、母は意外にもピッチャーの素質を見せる。
9回裏、俺の攻撃。二死満塁でカウントは2ナッシング。
ピッチャー母さん。大きく振りかぶって……
投げました。
「なに?もしかしてアサミちゃん?!」
直球ど真ん中。
「ぐっ……」
見逃し三振。
「そ、そうだよ……どうすればいいのかな?ホント、今付き合いたいって訳じゃないんだ」
「ふ〜ん……じゃ、何で告白するの?今じゃなくてもいいんじゃない?」
それはごもっとも。が、元々俺から告白したくなった訳じゃない。
「いや、アサミが俺の気持ち聞きたいって言うからさ」
9回裏、俺の攻撃。二死満塁でカウントは2ナッシング。
ピッチャー母さん。大きく振りかぶって……
投げました。
「なに?もしかしてアサミちゃん?!」
直球ど真ん中。
「ぐっ……」
見逃し三振。
「そ、そうだよ……どうすればいいのかな?ホント、今付き合いたいって訳じゃないんだ」
「ふ〜ん……じゃ、何で告白するの?今じゃなくてもいいんじゃない?」
それはごもっとも。が、元々俺から告白したくなった訳じゃない。
「いや、アサミが俺の気持ち聞きたいって言うからさ」