好きって言ってよ。
転校生
「付き合ってくださいっ!」
「嫌。… じゃあね。」
あたし川野凛音。
桜宮高校2年。
今日も朝から告白なんかされちゃってる。
凛に告白してくる奴らは、みんな“凛の顔”が好きなだけ。
「凛~ッ!!おはよ!」
「亜美ぃ!今日早いじゃん。」
「まぁね。…ってか、また告白~!?あんたは本当モテるよね~。」
「モテても何の意味もないよ。みんな凛の顔が好きなだけじゃん?本当の凛なんか見てくれてない。」