想い ずっと 永遠に


────────…………あの時は、まだ紀衣が高校3年生の時だった。



俺は社会人1年目で、まだまだ半人前の時。



会社に就職して初めて寝坊してしまい、急いで走ってた時だった。




『あのー……』



信号待ちでいまかいまかと待ち構えているときに後ろから声をかけられた。


俺はかなり急いでて、軽く舌打ちしたあと後ろを振り返った。


その声を掛けてきたのが、紀衣だった。





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