僕と、お姉ちゃん。
「何言ってんの、夏休みだからってダラダラしないっ!!…それに、ピクニックに行こうって言い出したのは、トオルでしょう!?」


「あ、すっかり忘れてたよ♪てへへ」
頭をポリポリかきながら、僕が答えると、お姉ちゃんは半分呆れた表情で溜め息を吐いていた。


「ほらほら、早く着替えちゃいなさいっ」


タンスを、あさって洋服などを取り出すと、ドサッと僕のベッドに向かって放り投げた。


「はぁ〜い」

僕は、パジャマのボタンを開けながら答えると、お姉ちゃんは部屋から出て行った。


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