僕と、お姉ちゃん。
公園に到着すると、僕はミノルお兄さんとかけっこをして遊んだんだ。


「あはは、トオル君は足が速いな〜」
「ミノルお兄さんの負けぇ〜♪」


「クスクス、もうすっかり仲良しね」

お姉ちゃんは、芝生に敷物を敷きながら僕達の姿を見て笑っていた。




ミノルお兄さんは、中学3年生だと言う。大人っぽい中にも、少し子供のようなあどけなさの残る顔立ち。でも、凄く綺麗な顔なんだ。


< 6 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop