私こそ光る☆君~グランプリ編~
『……あれっ?』


「良かった……☆」


小さくつぶやく声。

そっと下ろされた瞼。

その頬を綺麗な雫が伝っていた。



『……//』


まるで宗教画の一部のような姿に言葉を失くし、赤面する。


手も足も動かせない。

時が止まってしまったかのようだ。



ずっとこのままこうしているのもいいかもしれない。


そんな考えが頭に浮かんだ時だった。


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