私こそ光る☆君~グランプリ編~
『それは嫌!!//』


顔を真っ赤にし、即答する。

悲鳴に近い叫び声で。


「どうして?」


『だだだだって、怖いよ!!

紫水がそういうこと言うの、何か裏がありそうで……』


それに紫水が言うと、何だかヤラシイ!!


さっきは迂闊にも紫水に抱きしめられ、耳元でささやかれる自分を想像してしまったのだ。

それで急激に恥ずかしくなり、結果赤面。


自分で自分の墓穴を掘ってしまった。



「……ぷっ」


ふいに小さく噴き出す声が聞こえてきた。

清龍だ。


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