私こそ光る☆君~グランプリ編~
「クスクスッ……」


何がそんなにおかしかったのか、清龍は肩を小刻みに震わせている。


どう考えてもさっきまで笑う雰囲気じゃなかったよね?


「……怖い、って……クスクスッ」


にしても、ちょっと笑い過ぎじゃない?


同じように思ったのか、


「おいっ、清龍!!

少しは空気を読め」


なんて横から遥が口を挟んできた。


しかし、それとは対照的に紫水は、


「……っ」


と、唇を噛み締めたまま押し黙っている。


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