私こそ光る☆君~グランプリ編~


いったん頭に血がのぼった人間にそんな理屈は通用しない。



『自分の方がすぐ赤くなるくせに!!』


「お、俺様がいつ赤くなったー!?

何年、何月何日、何曜日、何時何分何秒、地球が自転で何回回った時だ!?」


『そんなの知るわけないでしょ!!』


さらに続く口論。



そんな私たちを横目に、


「ねぇねぇ、ハルちゃんってやっぱり子供っぽいよね?☆」


「……うん」


という会話が由依と清龍により為されていたことは、私も遥も知らない。


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