お隣サマは運命の人

パパが帰って来るまでには


家に着きたいなぁなんて


考えながら着替えて帰り支度をしてたら




―――トントン



「はぁい。」



「愛菜、開けてもいい?」



「理恵さん?うん、いいよ。」




―――カチャ



「ちょうど今ね、緒方くんがシフト出しにきたのよ。

緒方くん、愛菜の家に近いし、

送って欲しいってお願いしたの。

緒方くんもいいって言ってるし、

送ってもらってね。」



「えぇーー?!もう!大丈夫なのにぃ!」



「いいからいいから。じゃまた明日ね。」



「はぁ・・・」



パパに負けず劣らずの心配性の理恵さんに


思わず苦笑いとため息が出ちゃう。



「ほんと兄妹そっくり。」






< 110 / 201 >

この作品をシェア

pagetop