お隣サマは運命の人

お腹が空いたって言って、翔ちゃんはたこ焼きや焼きそばなんかをいっぱい買って花火が始まるまでご飯タイムにすることに。


こうやって翔ちゃんと夜に出かけるって久しぶりかも。


おいしそうに食べてる翔ちゃんの横顔を見るだけでも幸せだなぁ。


ついつい見惚れちゃう・・・



「視線がうるさい。」



「えっ?!ご、ごめん!だっておいしそうに食べてるんだもん。」



「フッ。愛菜も食べるか?俺ばっか食ってるし。」



「い、いいの!さっきのたこ焼きで満足。翔ちゃんホントにお腹空いてたんだね。」



「あぁ。今日は昼飯食う時間もなくてな。」



「夏休みでも先生って大変なんだね。」



「そ。お気楽学生とは違うからな。」



「もう!私だっていろいろ忙しいんだからね。」



ま、忙しいって言ったって翔ちゃんに比べたらしれてるけどね。


結局あんなに買ったのに全部きれいに食べちゃった・・・


「満足、満足」って言いながら、缶ビールを飲んで翔ちゃんも一息。


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