お隣サマは運命の人

「ふぁ~・・・」



大きい欠伸とともにバイトの帰り道。


昨日はあれからあまりにドキドキしすぎてなかなか寝付けなかった。


おかげでしっかり寝不足。


バイトはなんとか欠伸もせずに頑張ったけど理恵さんには寝不足がバレてた。


『今日は夜更かししないのよ』って笑われたし。




「なんでわかったのかなぁ?」



なんて呟きながらもうじき見える我が家の方に目を向けると誰かが立ってる。




誰だろ?


ウチ?いや、翔ちゃんチかな?




近づくにつれてその人は翔ちゃんチの前に立ってることがわかる。




女の・・・人?


しかも綺麗な人・・・


翔ちゃんはいないし、おじさんは今日は午後から休診だからきっと出かけてるよね。


声かけないのも変かな・・・?



そう思って声をかけた。


声なんてかけなきゃよかったってすぐに後悔することになったけど・・・










< 133 / 201 >

この作品をシェア

pagetop