お隣サマは運命の人
その日は忙しかったからバイト中に翔ちゃんのことを考える暇もなくてすこしホッとした。
今日帰ることはパパにしか言ってないし、今から緊張しても仕方ないんだけど…
「あ、愛菜!ちょっと待ってなさい。」
「どうしたの?理恵さん」
「緒方くんももう上がりだし送ってもらいなさい。」
「えっ、いいよ!」
「もう緒方くんにはお願いしてるんだから一緒に帰ってね!」
「もう…いつの間に。そんなに遅くないから大丈夫なのに。でもありがと」
「明日は休みよね。今週もお疲れ様。また来週もお願いね。」
「は〜い!お疲れ様でした。」
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「愛菜ちゃん、おまたせ。」
「緒方さん!お疲れ様です。今日もすみません。」
「いや、同じ方向なんだし気にしないで。じゃ、行こうか。」
「はい!」