お隣サマは運命の人
『美和さんのことは考えずに告白しちゃえ!』
さっきの翔ちゃんとのやりとりを沙羅に報告したら、すっごい無責任なというか、楽しんじゃってるメールの返事。
「無理に決まってんでしょー!沙羅のバカー!」
返信する気も失せて携帯はポ〜ンとベッドの上に放り投げた。
そのまま沙羅のメールを見る前と同じくクローゼットを覗く。
「明日、何着てけばいいの…?」
出かけるってどこに?
それってデート?
いや、今までだって二人で出かけたりは普通にあったし。
ん〜、スカート?パンツ?
せめてどこに行くのか引き止めてでも聞けば良かったと後悔。
目的地がわかれば服だって選びやすいのに…
ーートントン
「はぁい!」
「次、風呂入れよ。」
「あ、うん。ありがと。」