お隣サマは運命の人

いつもなら晃さんの料理に酔いしれるのに翔ちゃんが変なこと言うから味がわかんなかった。


ホントに今日の翔ちゃん変だよ…


結局どこに行くのか知らされないまま店を後にした。


で、ホントにどこに行くの?



「ねぇ、翔ちゃん。そろそろどこに行くか教えてよ。」



「あぁ、そうだったな。そのまえにちょっとココに付き合って。」



「ここって…」




翔ちゃんがためらいもなく入った店は女子高生には手の出せないブランド店。


でもここのアクセサリーってすっごくかわいいからいつかは欲しい憧れのブランドなんだよね〜。


こんなとこに一体なんの用事?



「なにか、買うの?」



「まあな。ちょっと選ぶの手伝って。俺じゃわかんないから。」



「うん、いいよ。」



< 152 / 201 >

この作品をシェア

pagetop