お隣サマは運命の人

店内をウロウロしてる間、私の目が終始輝いてることに翔ちゃんは笑ってた。



「そろそろ決めないか?」



「わかってるよ!でもどれもかわいいんだもん。」



「あんまり時間もないからな。」



「あ、そうなの?わかった。ってか私が選んでホントにいいの?プレゼント?」



「まあ、そんなとこ。頼まれたんだけど俺はこういうのわかんないし、女のコの意見が必要なの。」



「ふ〜ん。…じゃあね〜…コレかコレはどう?」



「ネックレスかブレスレットか。」



「そちらはとても人気商品ですよ。お嬢さんにもとてもお似合いです。
お出ししましょうか?」




ガラスケースを覗きこんでる私に店員さんが声をかけてくれたけど…



「いえ、いいです。私のじゃないので。こっちのネックレスかわいいですね。」



「はい、こちらも大変人気で売り切れだったのが、やっと今日入荷したんですよ。」



「そうなんだ〜。ね、翔ちゃん、このネックレスは?」



「そうだな、じゃ、コレ包んで下さい。」



「はい、ありがとうございます。お包み致しますので少々お待ち下さいませ。」





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