お隣サマは運命の人
「どうもありがとうございました!
すっごく気持ち良かったです!」


「ありがとう。私も凄く緊張してたんだけど、愛菜ちゃんのお肌がキレイで楽しんでマッサージ出来たよ。
また練習に付き合ってね。」


レナさんに挨拶をして店を出て
次は理恵さんのお店を目指す。


「はぁ〜‥
ホント気持ち良かったぁ‥
全身スベスベ〜。」


あまりの満足感に駅へ向かう途中で思わず独り言。

新人さんとはいえ、元々美容師さんだからすごく上手だった。

練習の必要ないんじゃない?
って思ったしね。


「あ〜あ、私もネイルしてもらいたかったなぁ。」


それに今、翔ちゃんに
すっごく会いたい気分。

いつもと違う私を見て
何か思ってくれるかもしれない。

もしかしてときめいてくれたりとか‥ってエステの後はいっつもそう思っちゃうんだよね。


「会いたいなぁ‥」


すっかり余韻に浸ってる私はますます自分の世界に入りそうなところで、ふと我にかえる。


「あっ!早く理恵さんとこに
急がなきゃ!」



< 17 / 201 >

この作品をシェア

pagetop