お隣サマは運命の人
――トントン


んー‥?


――トントントン


んー何ー?
なんか肩叩かれてる? 夢?


――パシッ!


「いったぁーーい!」


パッと起きて顔を上げると目の前に
教科書を丸めて立ってる大地くん。


「あ、あれ‥?大地先生‥?
今数学だよ。なんでいるの?」


「ほぉ、お前は一限から寝てた訳ね。もう三限の終わり。いい度胸だなぁ?」


「えっ?!三限?」


「優しい俺の計らいで今まで寝かせてやったけど、罰則は必要だよなぁ?」


クスクス周りで笑ってるみんな。

ヤバイ‥大地くんSモードに入った顔してる‥


「というわけで、放課後英語資料室の掃除よろしく!」


「え?えぇ?!やだぁ!」


「拒否権ナシ!」




「はぁー、最悪だぁー‥」

「あたしも付き添ったげるよ。」

「ホント?ありがとう、沙羅!」

「うん。ちょうど大地先生に相談があってね。」

「相談?英語の?」

「ううん。放課後話す!」



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