お隣サマは運命の人
「愛菜って翔ちゃんのことばっかだから、夏休みくらい他のことに目向けるのもいいんじゃない?」


「他のこと?」


「そ、翔ちゃんくらい年上の男だと、いざ付き合い出した時、繋ぎ止めておくのも難しいかもよ。」


「どういう意味?」


「ほら、やっぱ自分の恋人には何かしら輝いてて欲しいじゃん。
魅力というかさ、自分に一途なのは嬉しいけど、それだけってなんか重くない?
私はそんな男イヤだね。」


「重‥い‥よね‥。
うん、確かに重ーい!
えぇー!
私そんなつもりじゃなかったけど、このままじゃ付き合えたとしてもなんかダメな気がする。」


「あはっ!愛菜ってば単純。
そんなパニくられても困るけど、でも翔ちゃんにぶら下がるだけの女にはなって欲しくないかも。」


「だね!私もバイト探しからしてみる!」



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