lose faith
RestRoomを出て歩き出してふと気付く…
『あれっ?…確か此処にエレベーターがっ――』
迷った?―――あれっ‥此処も違う‥
『どー・し・よ・ぉ…迷っちゃった――』
周りを見渡しても誰も居ない―――
取り敢えずRestRoomまで戻ろうと引き返した
あっ‥莉奈に電話してみよう―――慌ててバックの中の携帯を探し取り出して顔を上げた瞬間――目の前に人が居て勢いよくぶつかってしまった
ドンッ》》
『キャッ』
バタッ》》
[イッテェ]
『イタッ…』
『うわっ‥ゴメンッ大丈夫?』
ぶつかった相手の人が手を差し出してきた
『アッ‥大丈夫です』
差し出された手にはつかまらず一人で立ち上がろうとした時に足首に激痛が走り
『イッタ…』
またその場に座り込んでしまった
『大丈夫じゃなさそうだねっ‥』
『すみせん』
『取り敢えず医務室に行こっか‥』
『急ぐので大丈夫です』
『その脚じゃ歩けないでしょ?』
『本当に時間が無いので』
もう一度、立ち上がろうとすがやはり出来なかった
『ホラッ‥無理しない!!君は何をそんなに急いでいるの?』