lose faith
『波音チャン‥今日は君にお届け物を沢山預かって来たんだ。』
『私に‥?』
『そう‥波音チャンへ浬サンからのお届け物です。』
浬の名前を聞いた瞬間‥‥波音から笑顔が消えた‐‐
『どうかした?』
波音は俯き左右に首を振る‐‐‐
明らかに変わった波音の様子が気になったが敢えて普通に話し掛ける瞳真‥
『荷物は波音チャンの部屋に運んだらいいのかな?』
コクッと頷いた‐‐‐
全て運び終わった瞳真は‐‐‐
『波音チャン準備は出来てる?』
『ハイ‥』
『じゃー行こうか?』
『ハイ‥』
病院に向かう車内では笑顔で楽しそうに話す波音を見てさっきのアノ表情は何だったのか気になる瞳真だが‥今の波音に聞いてもきっと何も答えないだろうと思いその事には触れない事にした。