lose faith


波音は数秒、考えた後‐‥

『行きます‥』


『マァ‥行こうって誘っておいて何だケド‥社長が居るか解らないんだケド…ネッ?』


『エッ?』


『イャオレ朝、家から直で波音チャンを迎えに行ったから詳しいスケジュール把握してないんだよねぇ…』


『フフッ‥瞳真サン‥ホントに秘書?』


『一応?』


『パパに‥ッて言うより速見サンに怒られない?』


『アハハッ‥しょっちゅう?』

『フッ‥さっきから何で疑問系?』


『そぉ?』


『フフッ‥瞳真サン面白いッ…



やっと明るい表情に戻った波音を見てホッとした瞳真は‐‐‐助手席の波音に手を延ばし頭をクシャッとすると‥

『笑い過ぎ‥』


そう言って笑った。


波音も‐‐‐


『だって〜‥』


と言って瞳真を見て笑った。
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