lose faith
dealに着いて地下駐車場に車を停めた。
助手席の波音を見ると‐‐表情は暗い‥
『到着〜』
瞳真が少しオチャラケて言うと‥
『瞳真サンのイメージが‥』
と言って笑う波音‐‐‐
『エッ?オレが何?』
『フフッ‥秘密〜』
『ぇえ気になるッ!!』
『アハハッ‥』
楽しそうに笑う波音‐‐‐
その笑顔を見た瞳真はホッとしたものの‥時折見せるあの暗い表情‥社長や専務の名前を聞くと強張る表情‥気になって仕方が無い‐‐
彼女を見ていると護ってやりたいと思ってしまう‥
『行こうか?』
瞳真は波音の返事を聞く事無く車を降りて足早に助手席に回るとドアを開けた‥
『有難うございます。』
ドアを開けてくれた瞳真に向かって微笑むと車から降りた。