Iの漂流戦士





『でも一回会っただけで車に乗ったらダメだよって。やっぱり俺が言う事じゃないか』


正義の中で教師という立場で説教したい反面、

自分の行動は教師がやっていい事ではないとモヤモヤした葛藤が続いていた



『僕は馬鹿ではないです。他人の車には乗りませんが教師の車に乗るのは問題ないと思います』


高木功は正義の職業を何故か知っていた


『なんで俺が教師だって………』


すると、高木功は一言返した


『倉木さんから聞きましたから』


倉木と高木功は何回か面識があるらしく顔見知りのようだ


----車を走らせる事10分、八代公園に到着した



『どこかに駐車出来る場所はあるかな?』


『すぐそこに道の駅があります』


正義は道の駅の駐車場に車を停め、急ぎ足で八代公園に向かった


公園は思っていた以上に広く、遊具も豊富に備わっている



『僕に何が聞きたいんですか?』


二人はベンチに腰掛けた


公園は夕日に照らされて、オレンジ色に染まろうとしていた






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