Iの漂流戦士
┗徒然、裏
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次の日、仲良く起床したナノハ達は約束していた場所へと向かった
駅に着くと誘ってくれた女友達がいて、なんでもこのまま男子の自宅に行く模様
家に行くと聞かされていなかったナノハは急に不安になった
『男子の家行くのはじめて?大丈夫だよ。あたしも居るしさ』
その顔を読み取り、桜がすかさずフォローする
暫く歩いてマンションの一室に到着した。表札には長山の文字
慣れたように女友達はチャイムも鳴らさず家の中へ入っていった
『か、勝手に入っていいのかな…ご、ご両親とかは…………』
ナノハは知らない家に入る事を躊躇(ちゅうちょ)した。見た目通り純粋そのものだ
『いいんじゃない?一応うちらは招待されてる訳だからさ』
桜はそう言って無造作に靴を脱いだ。慌てて後を追ったナノハは『……お邪魔します』と小声で言い、恐る恐る中へと入った
『おー!いらっしゃい。女の子大歓迎!!』
リビングには沢山の男女が居て、もうすでに盛り上がっている様子だった
『適当に座って座って。俺、長山洋太(ながやま
ようた)宜しくね』
最初に話しかけてきたのはこの家の住人
見た目は好青年に見えるが、周りに居る友達達はとても派手でいわゆる不良ばかり
『あたし達出会いのない男子校の飲み会に来たんですけど?なんかうちら以外にも女子いっぱい居るし』
初対面にも関わらず桜はいつも通りだった。むしろこれが桜のスキンシップなのだろう