ココア



私の言葉を受けて、子供のような無邪気な笑顔を見せる。


「ありがとな」

そう言って、西原くんはポンポンと私の頭を撫でてくれた。


頭に感じる彼の手の感触、笑顔。

胸を押さえたいくらいの切なさが、一気に押し寄せてくる。



  好き

  好き、です

  大好きです

私、西原くんが大好きです





伝えられない気持ちに、胸が張り裂けそうになっても…



私は、彼の親友になることを選んだ。





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