ココア



「倉野が寝るまでいるから」



そんな、恥ずかしくなるような言葉も、今の私にはとても心地いい。


幼い頃、全身で両親に甘えていたような感覚に似ている。


安心して目を閉じた。

西原くんを体全部で信頼しきっていた。








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