センパイ、頑張って!
………あ!顔!

やば!

カメラのことすっかり忘れてた。

「す、すいません!

センパイの好きなところでしたよね!

わたし、腕が好きです!

もう、興奮するくらい大好きなんです!

抱きついちゃいたいくらいくらい!」


自分が何言ってるのか全然わかんなくなってきた―!!

わーん!!

「抱き付いちゃいたいのにまだ抱きついたことないんですよ!

なのに人には抱かれてるんですよ!

信じられなくないですか!」


止まんないし―!

助けて―…


「わたしだって触って見たいのに―……ぅわ!」

「……………ハズいから。」

人の腕が首の周りに巻き付いてて息が苦し―…。

「セ、センパイ?」

上を向くと、センパイの顔がすぐ傍にあって…


「センパイ、顔真っ赤!」


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