センパイ、頑張って！

「………あそこは助ける…ところだった………よな。

ほんとに……………悪かった。」


は、話が…！


「ひゃはら、ひょうひゃにゃふっへ…！」


「次は絶対…助けるから。

だから、………イタいところ、ちゃんと教えてほしい。」


゛次゛なんてあってほしくないですから！！


ってゆーか、話が全く噛み合ってないんだけど！？


「ひゃ、ひゃなひへふははひ!」

「……………は？」


真面目にしゃべれと言わんばかりの冷たい目を向けてくる。


このまんまじゃらちがあかないよ〜！！


わたしのほっぺたを挟んでいたセンパイの手を、力ずくで下に下ろす。


「………山田？」


ふう。

やっと普通に喋れるよ。


「あ、あの、

水口センパイは、なんにも悪くないです！！

あたしが勝手に倒れただけですから…」