センパイ、頑張って!
「かわいいとか……
…キモ。」
あからさまに嫌そうな顔をするセンパイ。
「だって、センパイ顔真っ赤なんですもん!
すごいキュンキュンってするような顔してますよ?」
「………お前メカに行ったほうがいいぞ。」
め、メカ?!
「…………眼科じゃなくて?」
「…………お前、眼科に行ったほうがいいぞ。」
普通に言い直した?!
「………ふふ。」
「…………笑うな。」
「センパイってたまにバカですよね。」
「…俺はいつでも天才だから。」
「だってメカって!
工場に行かなきゃじゃないですか。」
「…………うっせ。」
拗ねたように言うと、少し口を尖らせて横を向いてしまた。
「センパイ子供っぽいですよ。」
「………
山田ってこんなSっぽかったっけ…?」