センパイ、頑張って!
「センパイ?!

何やってるんですか?!」

センパイは何を思ったのか、ニットから腕を通した状態。

「……頑張れば入るかなって…。」

いやいやいや!

「さすがに無理ですよ!!

てゆうか、入ったら逆に悲しいですから!

……女として。」

ちょっとの間動きが止まって、脱ぎ始めた。

「ぁ~、おかし~!

春菜たち頭大丈夫?

てか、水口先輩私の服着ます?

春菜のよりは大きいと思いますけど?」

確かに!
私は背が小さめだけど深雪はモデル並み。
それに胸も大きいし、手も長いから、センパイでも入るかも。

「いや、いいッス。
前のボタン止めとくんで。


ありがとうございます。」

深雪に深々とお礼をするセンパイ。

深雪のほうが年下なのにな~。
変なの。
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