センパイ、頑張って!
「………」
「………」
「………」


沈黙。


「……今さら?」

「私も半分冗談で言ったのに…。」

「…話聞いてなかったんですか?」


気まずそうな顔をする3人。


「………すんません。

もう一度説明してもらえません?」


「はぁ…。
だから、さっきお前の彼女が気付いたんだよ。

さっき声かけてきたやつは、何かの雑誌の奴なんだとよ。」


明らかに面倒臭そうに話す秋。


でもそんなの気にする余裕もないくらい混乱している俺。


「は?……雑誌?」


あんな怪しいおっさんが?


「はい。

これ、多分ロケバスですよ~。」

秋とは違って笑顔で教えてくれる深雪ちゃん。

癒されるなぁ。

やっぱ俺、深雪ちゃん好きだな。






















「着いたよ~!!
早く降りて着いてきて!!」
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