センパイ、頑張って!
「だーめー。

深雪ちゃんは俺がもらうんだし!」


「先輩にはもったいないですよ!

だからわたしが……
っていつまで見てるんですか!

変態っぽいですよ…。」


先輩は私と言い合いながらも深雪から目を離さない。

見つめられてる深雪も照れて赤くなっちゃってるし。


なんか、ほんとに結婚するみたいだな~。


だったらわたしとセンパイがお客さんだぁ。


「センパイはどこ見てるんですか?







センパイ?」


目が合ったまま離れない。


顔に何か付いてる?


「センパ~イ?

そう言えばセンパイすっごく似合ってますね、浴衣!

かっこ良いです!」


えへへ。
かっこ良いなんて言っちゃった!
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