センパイ、頑張って!















へ…?

みんな頭大丈夫ですか?

からかわれてんのかな?


「ちょっと~、冗談やめてくださいよ~。

まだ鏡見てないんですけど、そんなに似合ってないですかね?」


3人が目をパチパチしながらこっちを見てくる。


そこまでおかいしのかな~?


とにかく鏡が見たいな。

「すいません。鏡見せてもらえませんか?」

後ろにいた新谷さんに尋ねると、わたしを無視して水口センパイの前に立った。

「ど?

俺の腕前すごくない?

ま、この子の素質もあるんだろうけどね。

男前の彼氏君はどう思う?」

祭りの時とは見た目も性格もなんか違う新谷さんが、センパイの顎を¨クイ¨ってあげる。

なんか映画みたい~。
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