センパイ、頑張って！

近づくな―！！Side春菜

………イライラする。

何なのよ！！


わたしは結構気長なほうだし、心は広いつもりよ？

でも！！

この話は別！！


この話っていうのは、さっき位置につく前のこと…

「じゃ、よろしくね―。」

「はい、よろしくお願いします！」

センパイ達とも夏川先輩とも違う、カラフルで不思議な模様がたくさんあるところ。


どこに立てばいいんだろ―？

なんかここ明るいのか暗いのかよく分かんないな。

だって黒ベースだから、色がたくさんあっても少し暗く見えるの。


「あの―…「そういえばさっき佑美ちゃんが変な事言ってたな―。」

「え？」

「いや、さっきね、裕美ちゃんが、
¨水口君ってかっこいいわ―。

どうせあの男装の子なんかたかが知れてるのになんで付き合ってるのかしら？

わたしが奪っちゃお―。¨

って言ってたの。」