メガネ★王子~秘密の俺様男~
「資料、資料っと……。」
部屋の端から端まで見渡す。
ホントに本だらけ……。
「んっと……あ。」
あった!
紙に書いてある資料の題名と一致した物を発見しました!
だが、しかし。
一番上の段にあって背伸びしても届かない。
私、結構小さいし……しょうがないか。
しょうがないというか、悲しすぎる!!
佐伯くん背高いから取ってもらおうかな…。
でも……、
「…………。」
チラッと佐伯くんの方を見る。
やっぱり自分で頑張ってとろっと。
あんな弱々しい奴に頼んで、骨折られたら困るし…。