メガネ★王子~秘密の俺様男~




………よし、頑張りますかね。


まずはさっき持って来た椅子に乗っかって、


それから普通に腕を伸ばしてみた。




でも、

「…………あれ?」


あと数センチ上の段に届かない……。


どんだけ小さいんだ自分!

椅子に乗っても届かないなんて……。



佐伯くんも心配そうに私を見ている。



あれだけ大丈夫って言ったのにこれじゃ…恥をかくだけだ。



しっかりしなきゃ。

気合を入れ直す。



「よいしょっと━━……。」


背伸びをして必死に取ろうと頑張る。





「あ、……届いた!」


でも、手だけがやっと届く状態。



かなりギリッギリです。



< 22 / 380 >

この作品をシェア

pagetop