メガネ★王子~秘密の俺様男~
でも、まぁ一応届く事だし…。
資料を取ったもん勝ちだよね?
「届いたから、資料取るね?すぐ受け取れるようにしといてよ?」
「…………うん。」
佐伯くんに確認をとり、再び背伸びをして頑張る。
私達のクラス分を一気に取るのは無理だから…、
まず半分かな。
自分で持てる範囲を考え、その半分の資料に手を掛ける。
そしてそれを取りやすいように前にズラして腕で抱えるようとした。
そして、半分持ってそれを抱えたらビックリした。
だって……、
めちゃめちゃ重いんだもん。
「何これ、重!………ってキャッ!?」
「………危なっ!?」
資料のあまりの重さに耐えきれなかった私はバランスを崩し、資料を持ったまま椅子から落ちそうになった。