メガネ★王子~秘密の俺様男~




「なに、この感触…。」

私はその手の下にあるものを恐る恐る覗いてみると。




「………え、か…カツラ?」



手の下にあったのは、今時こんな色のカツラをかぶらないであろうと思われるぐらいの黒い色したカツラがあった。


しかも、その近くに大き過ぎる黒斑メガネが落ちていた。




なんでこんな所にカツラと黒斑メガネが?

しかもなーんかどっかで見覚えがあるような?



そう悩んでいると、イケメン男が口を開いた。



しかも小声で、




「やっべ……変装道具が……。」


変装道具?


部屋がすっごく静かなので嫌でも聞こえて来た。



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