メガネ★王子~秘密の俺様男~





そして、俺が手で口を抑えたため必死に抵抗する中井。

耳元でギャーギャー騒がれて頭がキーンとする。



それに俺はいい加減切れて、


「ちょっと黙れ!静かにしろ。」


………怒鳴っちまった。


俺、我ながら短気。




さすがに俺の怒鳴りが聞いたのか静かになる中井。

そして俺は、あっさりと手を放した。

別に静かになれば問題はない。



あまりにもアッサリしていたのか中井はポカーンと口を開けていた。

は?ポカンとするところ、違くね?



「「………………。」」




そして、数秒間無言が続く。


少ししてから、先に口を開いたのは中井だった。



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