メガネ★王子~秘密の俺様男~
ようやく笑いが治まった中井は『そういえば。』と言って俺の方に振り返った。
「…………なんだよ。」
まだなんかあんのか?
「女嫌いとか言って私と喋ってるけど大丈夫なの?」
中井に言われて気づいたけど。
………確かにな。
まぁ……俺は元から中井は別に大丈夫だったし。
他となんか違うし。
「俺を見てギャーギャー騒ぐ奴じゃねぇから。」
これは真面目に、俺が思った事。
だから、平気なんだと思う。
「そっか……まぁ私、男興味無いしね。」
やっぱりな。
中井は男にいつも冷たい態度とってるし薄々分かってたけど。
そして中井は少しハニかんで、
「私達って色んな意味で、似てるのかもね。」
ちょっとこの言葉に何か気持ちを抱いたのか
「そうかもな……。」
いつのまにかそう呟いてた。