メガネ★王子~秘密の俺様男~
「えっ………そんなの当たり前じゃん。」
「は?」
何が当たり前なんだよ。
「え、話さないに決まってんじゃん。」
あまりにも予想と違う答えが帰って来て腰が向けた。
だって、普通は『え、言おうとしてたんだけど。』とかだろ?
でも、まぁ承知してくれた事だしいっか。
「でも………もし言ったらどうする?」
と、思ったらとんでもない事聞いてくるし。
「…......はっ!!」
さっきの嘘か?
殺意が芽生えてます。
ふざけんなよ。
でも、もし言ったらねぇ……。
「もし言ったら。」
フッと笑い中井を見る。
ちょっとからかってやるか。
俺は椅子から立ち上がり中井に近づいた。
そして耳元で、
「もし言ったら………イケナイことしちゃうかもな?」
そう甘く呟いてやった。